コードギアスR2　25話 - 旋風記〜吹き荒れるどうしようもない毎日〜

コードギアス反逆のルルーシュR2　第25話「Re;」

簡易まとめ

ついにラストバトルが開戦。スザク対カレン、ジェレミア対アーニャ戦が激化。

敵同士ぶつかる感情。それぞれの言葉が紡がれて一つの会話に繋がっていく。

ダモクレスを憎しみの象徴にするつもりのナナリー。ナナリーの意図を知ったルルーシュは、ナナリーにギアスを掛けフレイヤの発射スイッチを奪う。
- ユフィの時のように拒否反応が出てるあたり、ナナリーの想いは強かった。やっぱり兄妹というか、自分を悪者になろうという考えては似てるなぁ。

ジェレミア対アーニャ戦決着。ハドロン砲でサザーランド・ジークを破壊されるも、中からサザーランドが飛び出してモルドレッドもろとも爆破、さらに中からジェレミアが飛び出し剥き出しになったアーニャに刃を向ける。アーニャに記憶がないことから察したジェレミアはギアスキャンセラーを発動させる。

スザク対カレン戦も終焉へ。お互いの部位がボロボロになりながらも、ランスロットのスラッシュハーケンが命中し紅蓮は行動不能になる。スザクの勝利かと思われたが、紅蓮の最後の一撃がランスロットの中心部を貫き大破、辛くもカレンが勝利した。

愛するナナリーに罵られながらもその場を去り、全世界に勝利宣言をするルル。ブリタニア軍の勝利に終わった。

2ヵ月後、ルルは反逆者を晒しながら処刑場までパレードを開催中。そこには囚われたシュナイゼルやナナリーの姿も。独裁と恐怖政治により人々を支配しようとする姿は、民衆から反感しか得られずにいた。

コーネリア他、反乱側の残党たちも飛び出せずにいたその時、なんとゼロがルルの前に現れる！

銃撃をかわしナイトメアを飛び越え、ルルの前に降り立ったゼロ。その正体はカレンに敗れたはずのスザクだった。
- 明らかに爆散したランスロットの中に居たはずのスザクだけど、「生きろ」のギアスが効いて無理矢理脱出したのかな。今更だけどなんでもアリだなコイツ。

ついに明かされるゼロレクイエムの全容。その内容は、世界の敵となり人々の憎しみの的となった皇帝ルルーシュを、反乱軍のキセキの象徴・ゼロが殺すことによって、ブリタニアや戦争といった軍事力による武力解決（またはその象徴）からの脱却を目指すというものだった。
- 「なぁ、スザク。『願い』とはギアスに似ていないか」

ゼロに討たれるルル。ルルは「この先ずっと『正義の味方・ゼロ』として生きていけ」というギアス(願い)をスザクに掛け、スザクはそれを承諾する。世界の行方を、明日の行方をスザクに託しルルはここで命果てる。

死に逝くルルの体に触れ全てを理解したナナリー。想いは憎しみから愛しさへ。
- ナナリーが記憶を読んだのは、ナナリーのギアス能力だったりするのかな？もしくは兄妹の意思疎通能力が超絶的に発達したとか。どっちにしろサイコメトラー。

魔王ルルーシュが居なくなった世界。人々は平和な世界で生きていた。ナナリーはブリタニア100代皇帝就任、扇はヴィレッタと結婚後日本首相に就任した。カレンは家が違ってるからカレン・シュタットフェルトから正式に紅月カレンになったようだ。他の人達も新たな世界を満喫してる模様。

C.C.は一人旅立つ。ルルーシュの事を想いながら･･････。

完　

感想
ついにギアス終わったあああああああああああああ！！
分割2クールで計1年。長きに渡って描かれた「ある男の世界への反逆記」もこれでおしまいです。そう思うとなんか悲しいなぁ。
いろいろ伏線はほったからしてるけど、とりあえずキチンと完結してよかった。

ダークヒーローによるピカレスク作品の締めはやはり主人公の死。とはいえ、ルルとナナリーが片田舎でひっそりと幸せに暮らす的なエンディングも見たかったな･･････。
ゼロレクイエムはルルとスザクの自作自演のショーに見えた。二人とも役者すぎる。
つーか、あんな死に方だとナナリーにまたトラウマが増えるだろ！　ナナリーが泣き叫ぶシーンは思わず涙が流れた。若くして両親も兄も亡くしたナナリーｶﾜｲｿｽ。まあ父親はあんなのだったからいいか。
スザクは一生ゼロとして生きていくんだね。だとしたらあの墓は間違ってないかも。もうスザクが表舞台に出てくることはないのだから。
ナナリーと扇の会見の時に神虎いたけど星刻生きてんの？神虎は星刻以外は操縦が困難だった機体だったはず。何度も血を吐きまくって死亡フラグを着々と増やしてたのに･･････。ロリコンは強し。でも扇とヴィレッタさんの結婚式に出席してないあたりを見るともしや･･･。
扇は何もしてないのにいつの間にか日本の首相になってる･･････。そこは神楽耶が就任してナナリーとロリ会k(ry
玉城は日本の官僚になるのが夢とか言ってたけどバーテンになったのか。扇に蹴られてｶﾜｲｿｽ。
オレンジ畑はめちゃくちゃワロタ。感動の余韻をぶち壊してくれてありがとうオレンジさん。
ラストのC.C.は何を示してたんだろう。ギアス能力は孤独にするとかいうアレかな。それよりもC.C.の名前が気になる。

残された伏線

C.C.の本名
ギアスそのものについて
ロイドとラクシャータの過去

すぐに思いつくのはこの辺かな。DVDのピクチャードラマかドラマCDらへんで補完してくれるとありがたい。番外アフターストーリーを別キャラ視点でやってくれても嬉しいかも。やろうと思えば3期もいけそう。しかし劇場版だけは勘弁。

毎回超展開でずっと飽きることなく、ここまで面白かった作品は珍しい。谷口悟朗作品はどれも好きだけどこれが一番面白かった。
王道、超展開、熱血、シリアス、ギャグ、キャラ、ロボ、声優、エロ、BLなどなどいろんな要素を全部ごちゃ混ぜにしてるのに、ちゃんと作品として成り立ってるのが素晴らしい。個人的にはいらない要素も多々あるけど、需要ある人たちもいるわけで。万人に受ける作品を作るってのは難しいけど、この作品が受けた背景には取捨選択が出来るほどいろんな要素があったからだと思う。
今後もこういった作品が出てきてくれることを期待しています。

どうぞ、お兄様♪