小説 感想
この前買った小説2冊読了。
すごく面白かった。
虚淵玄はロアナプラの住人なのだろうか。この本から漂う雰囲気やセリフはまさに原作そのものであった。それでいて虚淵ワールドも損なわない。凄いにも程があるだろこの人。
――――――時間が熔ける。記憶の前後が辻褄をなくす。
中でもバラライカとスタンの話が秀逸。決して大団円なハッピーエンドなんかじゃない。
しかし不屈の魂を持ち続け、己の使命を貫き通した二人の姿が、濃くて悲しくて素敵。バラ姉素敵。
あと、どう考えてもニンジャ強すぎるだろw そしてオチにワロタw
いつか原作本編で再登場を果たして欲しいなぁ。巻末おまけでもいいけど。
そしてどうしてシェンホアの周りには変な奴しか寄って来ないんだw
レガーチ、ソーヤー、ロットン、シャドーファルコン・・・
全員超大好きです!(オイ)
そういやロアナプラには変な奴しか居なかったか。
総評として、バラ姉なり張アニキなり、脇を固めるキャラに惚れ直す一冊でしたね。アウトロー作家同士なせいかキャラや空気を掴むのがとても上手いように感じました。
あれ?主人公のラグーン商会は?今回なんかやったっけ?
- 作者: 虚淵玄,広江礼威
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
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おおロミオ・・・!あなたはどうして電波なの・・・!
途中まで読んでの感想はとにかくアイタタタタ。
電波ゆんゆん。邪気眼全開。
はてなの7月18日以降の日記で、キーワード:邪気眼に引っ掛かったら、高確率でこの本を紹介・感想を書いていらっしゃると思います。
物語が3分の1を過ぎても戦士症候群の妄想を読まされ続け、鳥肌が大人しくしてくれなかったのでとにかく読み続けるのがツラかった。
「今気づいたけど、おまえしばしばヒットエンドランの人と芸風かぶってるからな」
(;´∀`)うわぁ・・・ そういやそうだ・・・ このセリフに吹いたけど。
しかしそこから田中ロミオの固有結界が発動。
中盤から終盤にかけて、いつものロミオ節でグイグイ読ませる。
ボケもツッコミも素敵すぎる。
いつのまにか妄想戦士に愛着さえ感じるようになってました。
最後にはタイトルの魔竜院光牙 降臨! そして衝撃のオチ。
いいのかあんなオチで。いいんだろうねあんなオチで。ロミオだもの。
人類皆妄想戦士。オーイエー。
ずっと子鳩さんが黒幕なんじゃないかとか、良子はホントに魔女なんじゃないかとか妄想してたけど杞憂だったようで。
どうでもいいけど、何か久米さんのセリフは三木眞一郎の声で自動再生されてしまう。
最後まで読んでみての感想は、元々期待してただけにやっぱり面白かった。読み直せば前半部分も結構楽しめる。ロミオの「人を文に惹きつける」特殊能力はすごいなー。あれ?宝具だっけ。念能力?まぁなんでもいいや。
「人類は衰退しました」よりは楽しめたかなー。あれはあれで面白いとこいっぱいあるんだけども。
- 作者: 田中ロミオ,mebae
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/19
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虚淵とロミオの本が同時に読めるなんて、すごく、しあわせ。
いい時代です。