アイシールド21 37巻

アイシールド21 37 (ジャンプコミックス)
祝! 完結!
7年間ジャンプにて連載されていたアメフト漫画、アイシールド21の最終巻が発売されました。
この作品はアメリカンフットボールという日本ではあんまり馴染みのないスポーツをテーマにし、昨今のアメフトブームの火付け役になった作品でもあります。
ジャンプ作品にはキャプテン翼SLAM DUNKテニスの王子様と数々のスポーツブームを巻き起こしてきましたが、アイシールド21もそれに匹敵するくらいの名作だったと思います。


さて、この最終巻ではついに世界大会編が完結しました。
アメフト大国のアメリカ相手に苦戦する日本選抜。
日本選抜が打ち出した最後の秘策とは!?
そして大会後の彼らの進路とは・・・?


他の作品の最終巻と比べると、ヒル魔阿含だったり、峨王や大和とドン、才能のある者達と才能のなかった者達など、今までに溜まりに溜まった因縁や禍根をきれいに清算して、なかなかきれいに終わったなぁという感じがします。
この最後の最後で、日陰者だった高見や葉柱とかにスポットライトが当てられたのは感動した。
そして最終話の大学編はすごく続きが気になる。ロングヘアーになったまもり姉ちゃんが可愛い。
あと何で最終話では筧がハブられてるんだろうと思ってたら、ちゃんと単行本では補足があって安心した。でも、結局マルコとか山伏とかは単行本でもハブられてるんですね。カワイソス。


この作品は全37巻と長期連載作品でしたが、全体を通して面白かったなぁと思います。
稲垣先生が紡ぎ出すストーリー、村田先生が描いた個性的なキャラクターと迫力のある漫画的構図が重なり合うと、それはもう漫画としてすごく魅力的な作品になっていました。
また一つジャンプのスポーツ漫画が減ってしまい残念ですが、7年間本当にお疲れ様でした。
両先生の次回作にも期待しています。




アイシールド21 37 (ジャンプコミックス)

アイシールド21 37 (ジャンプコミックス)