ONE PIECE 56巻

ONE PIECE 56 (ジャンプコミックス)
本来の発売日は明日なんですが、コンビニで早売りしてたので買ってきました。


〜あらすじ〜
最下層のLEVEL6からジンベエ、クロコダイルを引き連れ大監獄インペリダウンからの脱出しようとするルフィ。ティーチやマゼランと対峙し、友と多くの犠牲を払いながらもついに脱獄を果たす。一方その頃海軍本部があるマリンフォードでは『白ひげ海賊団VS海軍&王下七武海』の戦争が勃発しようとしていた。そしてそこで明かされるエースの衝撃的な事実とは・・・。


間違い無く、今一番面白い漫画ですね。
最近の盛り上がり方は特に異常。「ワンピース」という言葉を聞くだけでワクワクしてしまう始末ですハイ。
今巻では特にボンちゃんにシビれた。熱い、熱すぎるよ! ルフィにとっては数少ない友人であり、また2度も命を張って助けられた恩人であっただけに、このままリタイアは悲しすぎる。
そしてこの巻の最後に見開きで登場した白ひげの迫力に惚れそう。カッコよすぎ。


今巻で終了したこの「インペリダウン編」はこの後に続く「戦争編」への布石として大きな役割を果たしました。
かつての敵だったバギーやクロコダイルがストーリーの中核に組み込まれていく様を見てると、一体いつからこの展開を考えていたのだろうと思わずにはいられないです。
また革命軍幹部であるイワさんや王下七武海で魚人のジンベエなどは、間違いなく今後の展開に大きく関わってくる人物だと思いますので、この部分は再登場した際の原点として何年後かに注視されることになるんでしょうね。


そしてこちら(映画「ONE PIECE」10作目公開 マンガ作者・尾田さんが製作総指揮@朝日新聞社)のインタビューで尾田栄一郎先生は、

尾田「実は5年で連載を終わらせるつもりだったが、読みが甘かった。最終章のイメージはずっと前から固まっているけど、そこに至る個々のエピソードを描くのに予想外の時間がかかる」
――では今は何合目?
尾田「9、と言いたいけど5ぐらい。今は中盤の大盛り上がりですね」


と語っているように、尾田先生自身もこの「戦争編」を中盤の大盛り上がりと評価しているあたり、作中でも特に重要な部分になるようです。
それにしてもまだ半分か・・・。もう12年も連載して単行本も56巻まで出たというのに・・・。
ONE PIECEは尾田先生の生涯を掛けた作品になりそうです。


で、映画の話も出たのでそっちも語ってみよう。
今巻の巻末には来週から公開される劇場版ONE PIECE「STRONG WORLD」の紹介が載っていました。ちなみにカバー下も映画特別仕様。
今巻のSBSにはジャンプの担当さんに対して「僕に新しいアイディアを提供するな!」と一見傲慢とも思える発言をしていた尾田先生ですが、それだけ自分が出すアイディアには自信があるということで、その尾田先生が『勢作総指揮』という肩書きを背負い、自分が納得するまでシナリオを作り直し何回観ても楽しめるような熱いストーリーを目指したと言い切ってるだけに、
そんな映画が面白くないわけないじゃないですか。


中盤の山場だというのにちょいちょい連載に穴が開けてまで製作に関わったというこの映画。
観に行かないとONE PIECEファンは名乗れません。
ぜひみんなで観に行きましょう。私も絶対観に行きます。
劇場版ワンピース STRONG WORLD 公式サイト




ONE PIECE 56 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 56 (ジャンプコミックス)