テルマエ・ロマエ 1巻

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)


本を買うつもりで本屋に入ったわけではないんですが、この本が目に止まったのでついつい買ってしまいました。
この本の帯にも書かれている通り、「マンガ大賞2010」を受賞した作品ということで前々から話題になってたので知ってはいたものの、「へー」と思う程度の興味しかありませんでした。


それでも3月29日付けの読売新聞に載ったこの記事や、


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各有名漫画レビューサイトで絶賛されてたのが気になったので、「まぁたまには突発的に漫画を買ってみようか」と思い結局買うことにしてしまいました。
で、読んでみての感想なんですが、前評判通りなかなか面白かったです。あらすじとしては、

古代ローマ帝国の風呂設計技師のルシウスがひょんなことで現代の日本の風呂にタイムスリップしてしまい、そこで得た日本の風呂や風呂に関わる文化の知識を取得したルシウスは、古代ローマ時代に持ち帰ってローマの風呂の発展に役立てる


というお話なんですが、まーいちいちルシウスのカルチャーギャップの感じ方が面白いですw
時代的には1800年以上の差があるのでギャップがあって当然なのですが、風呂を中心にそのギャップをうまく表現しているところがこの本の魅力だと思います。
真面目に驚いているからこそ可笑しい。こういうのが最近の「バクマン。」でテーマになってる『シリアスな笑い』と呼べるものなのかもしれませんw
また、作者自身が古代ローマのことをよく理解されてる方のようで、作中に出てくる古代ローマの歴史や文化だったり、各話ごとにある作者の解説は読んでてすごく勉強になります。
でも風呂を中心とした古代ローマのネタはそう長く続けられるネタではないと思うので、将来的には『短くて気軽に読める名作漫画』という扱いになってりしてそうですw








帯にも書かれている、
今、最も熱い風呂漫画!!湯冷めしないうちにどうぞ!!
っていうキャチコピーはすごくいいですねw
ぜひお風呂に浸かりながらこの漫画を読まれてみてはいかがでしょうか。




テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)